今日は、第5次東高野街道探索ウオークを行いました。
コースは南海・河内長野駅〜南海・橋本駅間。
快晴の元、秋の風景を楽しみながら およそ30kmを歩きました。

本日のウオーキング歩数、約40,761歩。

2006年11月5日(日)




京阪電車宇治線に乗車。
宇治線にはトーマス号が走り始めたようです。



天下茶屋駅着。



天下茶屋は「てんがちゃや」と読むことを今回のウオークで初めて知りました。



南海・河内河内長野駅着。
都合で自宅を出るのがどうしても午前10時頃になるので、もう時刻は正午を過ぎています。
朝食でハヤシライスとカレーうどんを食べたので、まだ空腹感はありません。
朝食は途中で食べることにして、早速ウオーク開始。
ここからは東高野街道ではなく、高野街道になります。
東高野街道、中高野街道、下高野街道、西高野街道の4つの高野街道全てが、ここ河内長野で合流していたからです。



河内長野神社着。
神社横の細道が高野街道です。



西条酒造着。



西条酒造では豊臣秀吉も愛した銘酒である「天野酒」を造っています。



石川をまたぐ橋を渡り東高野街道を進みます。
烏帽子形八幡宮前通過。



街道らしい細い道を歩き地車の格納庫前着。



案内板がありました。
街道を順調に進んでいるようです。
この付近はどうやら高札場跡。



この広場が、どうやら高札場跡のようです。



幹線道路を越えて更に進むとこんな建物がありました。
交番です。
ヒット曲「若いおまわりさん」の歌詞が頭に浮かびます。
1 ♪も〜しもし ベンチでささやくお二人さん〜
  早くお帰り夜が更ける♪
  ♪野暮な説教するんじゃないが ここらは近頃物騒だ
  話のつづきは〜明日にしたら♪
  ♪そろそろ広場の灯も消える
2 も〜しもし 家出をしたのか娘さん♪
と続きますがきりがないのでここまでってことで。(#^.^#)



橋があり、その手前右側には月輪寺があります。
お参りします。



街道近くの境内の石地蔵。
きっと高野参りの人々を昔から暖かく見守ってきた地蔵様なのでしょうね。



橋を渡ってすぐ右側。
教会の建物に下って行く道がありますが、この奥の教会がある場所は三日市で一番大きかった宿屋「油屋」があった場所です。



タイムスリップしたような気がしてくる三日市の家並み。



道路の舗装がなければ時代劇の撮影に使えそうな、そんな雰囲気が漂います。



各家々の軒下に今も残る木製の灯籠。



「鬼住」と読める石碑。
いったいこれは何だろう・・・・・??



「高野女人堂へ八里」と刻まれた石碑。



国道371号線に出ました。
国道を進み新町橋の信号を越えて少し進んだところで、右側のこの道に入ります。



高野街道の雰囲気を強く感じる道。



再び国道371へ。
国道を左へ行けばトンネル。
トンネルではなく、右側の旧道へ。



ドライブインのようなお店がありました。
イノシシの剥製がお出迎え。
そろそろお腹が減ってきたので昼食にしようかと思ったんですが、メニューと価格が私好みではなかったので昼食はもう少し我慢することに。



旧道を歩いていてこんなものを発見。
金属製のフタがあるところを見ると、今でも水を汲めるのかもしれません。



橋本まであと2時間ほどで行けるかな!?



いくつかトンネルを越える南海高野線。
トンネルは英語風(英語ですが)に発音すると「タンノウ」で、日本語では隋道(ずいどう)と呼ばれています。
私は中学の英語でトンネルの発音を聞いて思わず連想した言葉は「胆嚢」。
「な、何で胆嚢やねん!?(@_@;)」って驚いたその時のことを今でも鮮明に覚えています。



トンネルを通らない国道371号は歩道がないの車の通過がかなり多目。
危険だし歩いていても全く楽しくないので、南海電鉄高野線の千早口を越えたところで国道を回避。
南海電車廃線跡の自転車歩行者専用道を歩くことに。
こんな道しるべがありました。



のどかな風景を見ながら、の〜んびりと歩きます。
収穫が終わった田んぼの向こうには国道があるんですが、とてもそのようには感じられません。



南海電車高野線の廃線跡の遊歩道をテクテク。
こんなものがあるとは全く知りませんでした。



天見駅に近づいている雰囲気。
駅前のお店で何か食べようっと!
お腹がペコペコでっす。



天見駅着。



どうやら天見駅はピンクが基調カラーの雰囲気。



何となくレトロチックでとってもいい感じ!



ガイドマップ。
広域の知識を得て、さて食事を。
って・・・・・・・。
駅前なのに、お店どころか一軒も家がないですがな。(>_<)



空腹のまま天見駅を後に。(T_T)
電車がトンネルをくぐります。



廃線跡を更に進撃。



天見台を越えて再び国道へ。
国道は直進し紀見トンネルを通るのですが、私はトンネルを通らずに平安時代から存在する右側の峠道へ。



腹ペコでフラフラ。
旧道沿いにあった柿などを売る露天で柿を購入。
本当はミカンが欲しかったんですがミカンは高かったです。(>_<)
そこでやむなく柿にしました。
買った柿をほおばりながら紀見トンネルを見下ろします。



道の脇に小さな箱がいくつも設置してありました。
よくよく箱を観察するとミツバチの出入りが。
どうやらミツバチの巣箱のようです。



金剛山と紀見峠との分岐通過。



こんな立派な道なのに、 トンネルをくぐる道との分岐でミカンを買って以来ここまで、人ひとり車一台見かけません。



ついに紀見峠!
ここ紀見峠は紀伊見峠とも呼ばれていました。
東高野街道が盛んに使われていた時代には大いに栄えましたが、今はもう当時の面影はありません。



八幡の男山を起点に歩き始め、ついに和歌山入りしました。
感慨ひとしお。



ここ喜里川町で国道170号線と再度合流します。
大阪市平野区を起点とするのが中高野街道。
大阪市天王寺区の四天王寺を起点とするのが下高野街道。
堺市を起点とするのが西高野街道。
そして今回歩いて来た、八幡市を起点とする 最も歴史が古い高野山へのお参りの道である東高野街道。
その全てが河内長野で合流して「高野街道」になり、そして高野街道はこの紀見峠を越えるのです。



高野山女人堂への距離を示す石碑。
高野山六里道標です。



道標の説明。



峠の番所跡。



ここ紀見峠は数学者・岡潔氏の生誕の場でもあるようです。



まぎれもなく紀見峠です。(^_^)v



どこからどう見ても紀見峠。(しつこいって ^_^; )



街道の案内看板。



下りにかかります。



「ヤリ水とり」って書いてあります。
一体何だろう?



こんなものです。



雲が多い空を眺めながら紀見峠まで上がりましたが、紀見峠を越えると青空が広がります。
「峠を越えるとそこは青空だった」って感じです。



速歩で峠を下り、ついに人家が見える場所に。
和歌山県に入って初めて間近に見る家です。
柱本の集落。



南海りんかんバスの停留所。
「中柱本」バス停です。



南国の夕刻の青空を眺めながら速歩。



日暮れが近づいてきました。



国道371号と合流しました。
紀見トンネルの和歌山側の出入り口が見えています。



あの山の麓には、南海高野線の「紀見峠駅」と「林間でんえん都市駅」間の線路が通っています。
間もなく国道から外れて旧道へ。



結構大きなお堂前通過。



高野街道らしい雰囲気の道。



街道そのもって感じの旧道。



マクドナルドが見えてきました。
ここで再び国道371と合流。



日没。
ウオークで至った紀伊の国で迎える日没に感慨ひとしお。



石碑が。



石碑はどうやら高野山五里道標石のようです。



宮の前の交差点付近で右側のこの道に入ります。
この道が高野街道。



路傍の石地蔵。



高野街道に夜の帳(とばり)が忍び寄ります。



橋本川右岸に沿った高野街道を探しながら何度も何度も道を間違ったので、時刻を考え国道を歩くことに。
日没直後とは思えない暗い道を歩き、オレンジ灯が明るい場所へ。



明るい場所は、「高野街道」と表示してあるJRの高架でした。
高架下通過。



橋本川を渡ります。



まだ午後6時。
なのに、橋本駅に至る駅前の道は既に深夜の雰囲気が漂います。



橋本駅着。
もう完全に夜なので、今日のウオークはここまでに。



橋本駅前の「まことちゃん」のユーモラスな像です。
作者の楳図かずおさんは和歌山県の出身で、五条高校出身。
でも・・・・・。
まことちゃんが心無い誰かに汚されているのが悲しい限り。
何でこんなことをするんでしょうね。




橋本駅着。
ゲゲッ!「JR橋本駅」ですって。(@_@;)
南海橋本駅を目指していたのに?!
どうしよう・・・・。



と思ったら、すぐ横に「南海電鉄橋本駅」って書いてありました。
ひと安心。
でも、橋本駅がJRと南海と同じだとはここに来るまでは知りませんでした。
「想定外」って言うか下調べ不足です。(^_^;)



橋本駅構内に入ると、特急電車が発車するベルが。
慌てて乗り込みました。
南海特急に乗車するのは初めて。



河内長野駅で特急を下車。



夜の河内長野駅構内。



南海電車の車両。
京都府南部では見ることのない車両が新鮮に見えます。



大阪市営堺筋線経由で北浜へ。
北浜で京阪特急に乗車。
一路帰路へ。



ついに、東高野街道を歩き和歌山県に至りました。
東高野街道を追う歩きも最終段階に。
それにしても・・・・・・。
旧街道を追うウオークって素晴らしいって実感します。


ホームに戻る










































inserted by FC2 system