今日は、午後3時過ぎから喜撰山を目指しました。

本日のウオーキング歩数、27,854歩。

2007年3月18日(日)




宇治川左岸着。
橘橋を渡り塔の島へ。



源氏物語にも出てくる宿木、そして宇治川先陣争いの碑と朝霧橋。
宇治の名物が「3点セット」で見えています。



宿木をズーム!



塔の島から宇治川右岸を望む。



塔の島のサクラの花の蕾。
もう咲く寸前。



朝霧橋へ。



宇治川右岸着。
宇治神社の鳥居が見えています。



恵心院(えしんいん)へ。
1005年に比叡山横川の恵心僧都源信によって再興されたこの恵心院は「龍泉寺」と呼ばれていました。
再考された際に朝日山恵心院に改名。
この恵心僧都は、宇治十帖の中で浮舟を助けた横川の僧都のモデルとされています。



境内の美しい花が目に飛び込んできました。
ここ恵心院では、住職の心遣いで年中季節の花を楽しむことができるのです。



伊豆の川津サクラの花が満開!



きれい!。



黄色い水仙の花が盛りを迎えていました。



キフジの花も今が満開。



椿の花も見事。



花の名前は残念ながら分かりませんがとってもきれいな!。



恵心院を後にして少しだけ歩き観流橋着。



観流橋下の激しい流れ。



亀石前通過。



民宿・亀石。



宇治川右岸を南進。



天ヶ瀬ダムができるまでは宇治川右岸に「おとぎ電車」という観光電車が走っていました。
この構造物は、その「おとぎ電車」の遺構の可能性があります。



天ヶ瀬橋(吊り橋)。



これもあるいは、おとぎ電車の構造物だったのかもしれません。



天ヶ瀬ダム着。



天ヶ瀬ダムの手前で志津川方面へ進路変更。
志津川の清流を眺めながら歩きます。
魚釣りの人がいたので「何が釣れるんですか?」って尋ねると「アマゴです」ってことばが
アマゴって清流にしか住めないはず。
それって志津川の水がきれいってことですよね。




何と懐かしい!
godzillaが高校の時にアルバイトをしていた場所。
当時はここは「天ヶ瀬レジャーセンター」でした。
時は流れ今では老人保健施設になっています。



優しげな山並。
里山って素晴らしいなって実感できます。



愛宕常夜灯には、もう灯りが入っています。



南天の実。
「難を転じる」って語呂からめでたい実だとされています。



志津川の家並み。
写真の真ん中辺りにハヤブサの営巣地の急峻な崖が見えています。
この辺りで右へ。



池の尾方面へ。
右へ進路変更した後、この案内板さえ見落とさなかったらバッチリ!
見落としたら道を間違えてしまいます。
ウオークならまず大丈夫ですが、自転車なら見落とす可能性あり。



志津川を渡ります。



神女(しんにょ)神社着。



神女神社境内へ。



参拝。



神女神社を後にして標高を上げます。
小さな川とは思えないかなり本格的な感じの滝つぼがありました。



道路の傾斜が緩やかに。
汗だくの体にはありがたいと感じたのですが、少しすると冷たい風に体が震えるほど寒くなってきました。



しばし深呼吸。



野生の椿の花。
人が植えた木にはない強靭な生命力が感じられます。



突然、巨大な構造物が目に飛び込んできました。
構造物はかなり多くあります。
採石場跡か何かなのかもしれません。



きれいな野生の椿の花を眺めながら更に標高を上げます。



ハヤブサの営巣地がある巨大な崖の前を通過。



右側の斜面でガサガサって音がして野生の鹿が逃げていきました。
突然のことでびっくりしましたが、鹿も驚いたはず。
「こんな所を人間が歩くなんて!」ってね。(^_^;)
慌てて鹿の写真を撮ろうとしましたが時既に遅し。
鹿の姿はもうそこにはありませんでした。



湿原のような場所通過。



日本海側にある原発から大阪府面に電気を送っている送電線。



喜撰山揚水発電所着。



喜撰山・・・・。
一度も山頂を踏んだことがありません。
そうだ。
揚水発電所のダム湖を見た後で、今日は喜撰山山頂を踏もう!!



喜撰山揚水発電所のダム湖。



原発からの送電線。
相次ぐ事故隠しなどで信頼が揺るぐ原発。
石油の世界的争奪が始まったとしか思えない状況のもと、日本のエネルギー資源をどのように確保していくのかという中・長期的な展望の市民レベルでの共有が必要。
原子力資源にエネルギーの多くを依存するという実態がある日本ですが、長期的には原子力資源も枯渇していきます。
実態としてエネルギーの多くを原子力に頼るという状況下で原子力を発電のエネルギーとして利用する事の是非を論じつつ、「ポスト原子力=原子力資源が枯渇した後の次のエネルギー資源をどうするか」ということを模索しなくてはならない時期に日本は既に入っているのかもしれません。



喜撰山三角点を目指すことに。
考えていた以上に険しい山道に体から汗が噴出します。



喜撰山三角点着。



喜撰ダムの西側には喜撰法師の石像が入った洞窟があり、それは喜撰洞と言われています。
私は喜撰洞に一度も行ったことがないので「行きたい」とちらりと思いましたが、時間的に不可能なので断念。



車が通れる道路からかなりの時間をかけてここまで上がってきました。
元の道に戻るより、よく知っている天ヶ瀬森林公園と天ヶ瀬ダムの方に下れるようです。
「渡りに船」って考えてさっそく下り始めます。



天ヶ瀬森林公園側に少し下ってふと考えました。
「今日はライトは持参していない。ここら辺りは日没後には急激に暗くなり、そして暗くなったら何も見えない漆黒の闇に包まれる。そしてライトを持っていないにもかかわらず、私はここ喜撰山三角点から天ヶ瀬森林公園に至る道を一度も通っていないので暗くなる前に森林公園まで戻れるかどうか分からない」って。
godzillaは、先ほどまで歩いていた喜撰山揚水発電所前の道を通勤で数年間通っていたことがあるので、ここら辺りの日没後の暗さは十二分に知っています。
ゆえに。
天ヶ瀬森林公園に下ることを断念し、今来た道を戻ることにします。
時刻はもう午後5時半を過ぎました。
木々の間に沈む寸前の夕陽が見えます。



喜撰法師の案内板。
喜撰山三角点の方を指しています。



陽が沈みました。



自動車道路まで戻りました。
しか〜し!
山道よりはマシですが、自動車道路に出たからといって全く安心できません。
昼間でも車が通るのは稀なこの道路。
日没後にこの道路を通る車を見ることはまずありません。
しかもこの道路には街灯などは全くなし。
明るさがある間に里まで下らなくてはなりません。



走るような速度で下山。
真っ暗になるまでに灯りがある里まで下りることができました。



京阪電車宇治駅着。
往路で塔の島を過ぎた辺りからケータイはずっと圏外。
ここ京阪電車宇治駅にかなり近づいた場所でやっとこさ圏外でなくなりました。
私のケータイ宛に何本ものメールや電話が入ったりしていたことがこの付近で分かり、慌ててそれぞれに連絡を入れました。








午後のわずかな時間にもかかわらず、いつもと違う宇治の風景を満喫することができました。
様々な顔を持つ宇治って本当に素敵です!




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