今日は、花咲く都へ。
まさに「京都花街道」でした。
本日のウオーキング歩数、38,088歩。(ウオークで約1,270Kcal消費)
2007年4月14日(土)
花の時期。
我が家の狭い庭にも花が咲き誇っています。
このフリージアもそのひとつ。
アイリス。
我が家の庭に咲くこの花の名前が分からなかったんですが、猫夜叉さんに教えていただきました。
ズーム!
こちらは豆の花。
ズーム。
もう小さな豆ができていました。
こちらはチューリップ。
チューリップは私の好きな花。
自宅を後にしてJR奈良線で京都駅へ。
時刻はもう午後1時前。
特急サンダーバードが発車していきました。
広大な京都駅。
広さこそ日本一ではありませんが、ここ京都駅は嵯峨野線(旧・山陰線)ホームを入れた駅の長さでは日本一を誇ります。
分かりにくいですが、駅舎のメッシュを通した向こう側に京都タワーが見えています。
青空に映える京都タワー。
わがた地蔵(猿寺)へ。
お参りします。
わがた地蔵のいわれ。
東進し鴨川畔へ。
サクラがまだ咲いています。
独特な形状の七条大橋。
残念ながら川沿いのシダレザクラの花はもうほとんど散っていました。
それでもまだ残ってきれいに咲いている花も。
シダレザクラはもうだめですが八重桜は今がちょうど満開。
都心にあるとは思えない爽やかな遊歩道。
白い桜花。
青空と清流、そして八重桜。
京都の魅力が凝縮されたような風景が続きます。
白いサクラの花はちょうど見ごろの時期。
こういう言葉が心に染み渡る、そんな時期が今の京都。
不思議なことに、ゆっくりと北上しているので大した距離は歩いていないにもかかわらず散らずに残っているサクラの花が次第に増えてきました。
京都駅付近の鴨川畔にはもう花はあまり残っていなかったのに。
キレイ!(^^♪
「京都花街道」という言葉を連想するような風景。
素晴らしい。
京阪電車本線・五条駅通過。
抜けるような青空が広がります。
一重の山吹の花。
七重や八重の花には実がつきませんが、一重の山吹の花には実がつくそうです。
それも猫夜叉さんに教えていただきました。
五条を越えた辺りからシダレザクラが見ごろになってきました。
キレイな花の写真をいっぱい撮ったんですが、全てをアップするわけにはいきません。
私が見たきれいなサクラの花のいくつかを写真で紹介します。
松原橋が見えてきました。
牛若丸と弁慶が出遭ったとされる五条の橋は今の五条大橋ではなく、実はこの松原橋なのです。
鴨川の清流。
やはりサクラの花に水辺で見るのが一番。
こんな素敵な歩道があるのは京都の誇るべきことのひとつ。
歌舞伎にゆかりの出雲の阿国像。
像の説明。
南座。
その「出雲の阿国」が今ここ南座で公演されています。
この黄色い花もちょうど今が満開。
京阪電車本線・三条駅通過。
上空を多くのトンビが飛んでいます。
川端通りの歩道から鴨川沿いの遊歩道に下りることに。
セイヨウカラシナの菜の花が満開。
今年はセイヨウカラシナの花の時期が例年よりもかなり遅かったようです。
市民の生活に溶け込んでいる鴨川。
荒神橋を渡ります。
高野悦子さんも何度も眺めたであろう鴨川上流の美しい風景。
高野悦子さんのよく通っていたジャズ喫茶「しあんくれーる」の跡地。
今はもう「しあんくれーる」は存在しません。
河原町通りの東側に1つだけぽつんと離れて建っていた恒心館跡。
学生運動の高揚期には、ここ恒心館も封鎖されていました。
封鎖〜貫徹 闘争勝利!
耳を澄ますとデモ行進する正義感溢れる若者達の声が聞こえて来るような、そんな不思議な気がしてきました。
しかし時は流れ、今ではこの建物は某宗教団体の所有物。
府立医科大学。
ここでも当時の学生達は信念を持って「やるしかない」といった感じで行動していました。
立命館大学広小路キャンパス跡地には「立命館学園発祥の地」とのモニュメントが。
「誇りを持って二部に学ぶ」との末川博学長の言葉どおり、立命館大学の卒業証書には「二部卒業」の記述はありませんでした。
そういう意味で考えると立命館大学は素晴らしい大学だったのかもしれません。
しかし私もこの大学に8年間籍を置いていましたが、学生自治会の排他的体質に私は多大な怒りを感じ大学がずっと大嫌いでした。
学生の喜びも悲しみも、そして汗も涙も血も。
全てを見てきた旧キャンパスの敷地。
大嫌いだった大学ですが、今はただ懐かしさだけが胸に去来します。
ここは今は府立医大の図書館などの施設が建っています。
立命館大学広小路キャンパスの北側に隣接していた廬山寺(ろざんじ)へ。
宇治ゆかりの源氏物語は、ここ廬山寺で紫式部がしたためたもの
境内へ。
境内にある日本画家池田遥頓氏の筆塚。
紫式部の歌碑。
廬山寺境内には御土居の一部が現存。
御土居。
秀吉の時代に想いを馳せます。
京都御所へ。
咲き乱れる白いサクラの花。
ズーム。
火事の時にしか開かなかったことから、焼くと開く蛤に例えて「蛤御門」と呼ばれるようになった門。
今も「蛤御門の変」当時の弾痕がこのようにして残っています。
砂利が敷き詰めてあり歩きにくい御所の中には、このような「御所の細道」などと呼ばれる砂利のない細い「道」が延びています。
いつの間にか砂利の少ない部分ができ、歩き易いのでそこを更に多くの人が歩き その結果益々歩き易くなったそんな場所なのです。
見事なサクラ。
シダレザクラも咲いています。
御所北側にある児童公園近くのシダレザクラ。
圧巻です。
ただただ「素晴らしい」の一語。
「夢見る乙女」といった風情の花。
花のパワーに圧倒されます。
サクラの花の美の極み。
御所を後にして同志社大学前通過。
この建物は同志社大学の外国人講師が住む場所だそうです。
本満寺へ。
本満寺境内に咲く八重桜の花。
鴨川畔へ。
葵橋を渡ります。
空は澄み水ぬるむ。
春を実感する風景。
キラキラ輝く川面。
カエデの新緑が眼に鮮やか。
半木(なからぎ)の道へ。
美しいシダレザクラのが咲き誇る道です。
シダレザクラにもいくつもの種類があるんだなってことが、ここ半木の道に来ると分かります。
こちらは色鮮やかであでやかな花。
鴨川。
花のアップ写真を撮る時に花にレンズを近づけ過ぎてしまったようで何かがデジカメのレンズに付着したようです。
ゆえに、これ以降の写真は全て中央がぼやけてしまっていました。
ご容赦を。
何とも愛くるしい花。
青空に映える花。
これぞ京都のサクラ!
鴨が泳いでいました。
う、うまそう!(オイオイ)
五山の送り火の船形山まで行こうと思っていたんですが、上鴨神社にきれいな花が見えていたので予定変更。
上賀茂神社へ。
競馬(きそいうま)用だと思われる柵が。
馬がつながれていました。
美しいシダレザクラ。
レンズの汚れで写真中央がぼやけてしまっているのが何とも残念。
素晴らしい。
日本の美。
今日はウオーク。
帰宅してからも自動車や自転車に乗る予定なし。
そこで、上賀茂神社前のお店でしっかりと冷えた飲料とイカの燻製を調達。
サクラを愛でながら冷たい飲み物を飲む、きょうはそんな贅沢日和。
って、発泡酒の名前そのままですが。(^_^;)
石に腰掛けて発泡酒をいただきます。
目を横に向けると石の橋が。
時間がゆっくりと過ぎていきます。
結婚式のようです。
どうぞお幸せに!
風流桜。
葵祭の時には「風流笠花傘」がこの桜の木を目印に並べられます。
くすのき橋、別名長寿橋。
どう見ても石の橋としか思えませんが、実はこの橋はくすのきの化石でできています。
この橋を渡ると長寿になるとされています。
玉橋。
木造反橋で重要文化財に指定されています。
境内を巡ります。
須波神社。
岩上(がんじょう)。
葵祭の時にこの上で祝詞が詠まれるようです。
美しい緑。
岩本社。
賀茂山口神社。
登り道になりました。
二葉姫稲荷神社。
参拝。
上賀茂神社を後にして深泥池を目指します。
藤木社が見えてきました。
藤木社。
大田神社へ。
珍しい杜若(かきつばた)の群落。
この杜若の群落は天然記念物に指定されています。
古道を思わせるような風景。
京漬物「すぐき」の神様である秋葉神社へ。
参拝。
秋葉神社と同じ敷地にある深泥池貴舩神社へ。
太古のロマンを秘めた深泥池着。
深泥池のことを「みどろがいけ」と呼ぶ人が多いのですが、そうではなく深泥池は「みぞろがいけ」と読みます。
池の説明。
深泥池でUターン。
名前を知らない通りを南進。
鴨川沿いへ。
間もなく日没を迎えます。
夕陽に染まる鴨川左岸。
カエデの若葉も夕陽に照らされています。
日没。
何だか胸がキュンとなるそんな瞬間。
残照を眺めながら更に南進。
刻一刻と空の色が変わっていきます。
いい天気の一日でした。
空の色が薄くなってきました。
京阪電車丸太町駅着。
時間がもう遅いのでここからは「おけいはん」にします。
京阪電車宇治駅着。
帰宅して万歩計を眺めます。
この万歩計はバックライトがこのように点灯する優れもの。
歩数はこれでいいのですが、消費カロリーが999Kcal以上は測定できないようです。
およそ30歩で1kc消費するようですので、今回のウオークでは約1,270kcだったことになります。
今の京都は花に埋もれるような風情が楽しめます。
四季折々に美しい京都ですが、今は過ごし易い最高の季節。
京都の素晴らしさを感じることができる最もよい季節の京都を楽しみました。
まさに「京都花街道」でした!
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