今日は、暗越(くらがりごえ)奈良街道を午後から歩きました。
コースは、近鉄枚岡駅〜暗峠〜近鉄南生駒駅〜近鉄奈良駅。

本日のウオーキング歩数、42,482歩。

2007年5月5日(土)




花の季節。
美しいつつじの花が咲き誇っています。



今日は近鉄の桃山御陵駅で近鉄に乗ります。



午後2時頃に近鉄枚岡駅着。
枚岡神社では祭りが行われていました。



枚岡駅で駅員さんに国道308への道を尋ねると、とても分かり易いイラストマップをもらえました。
そのマップを見ながら歩を進めます。
暗峠への上りに入ります。



急坂に息が弾み汗が出てきました。



この道は間違いなく国道。



傾斜が一段と急に。



街道供養塔。



更に傾斜が急に。



バイクがヨタヨタと上がっていきます。



椋ヶ根橋でホッとひと息。



豊浦谷一号墳。



「菊の香にくらがり登る節句かな」(芭蕉)
芭蕉句碑。



この山系には数多くの虫が生息しています。
そうした虫達の供養碑。



立派なお寺がありました。



豊浦橋。



豊浦橋の下には豊浦渓流が。



バイクと車のすれ違いも困難なほど狭い道。



それにしても狭い。



観音寺。
汗が顔から滴り落ちます。



境内から少し離れた場所にある観音寺の不動明王。



不動明王前から見る国道308号線。



タンポポの花が満開。



大阪側からの上りは強烈。
かつてここを自転車で漕ぎ上がりましたが、それ以来「大阪側から自転車を漕いで上がる」ということは私の中で封印しました。



坂の過酷さを示すスリップ痕。



大阪側から暗峠を目指す道の最大の難所。
かつて雨上がりにここに来た時に、スリップして進めない軽トラックがバックして勢いをつけてからかろうじてこのカーブを上がったのを目撃したことがあります。



スリップ痕だらけ。



小さなヘアピンカーブひとつ周っただけでこの高低差。



笠塔婆。
生駒山地の標高400メートル前後には、マグネシウムやカルシウムの多い硬水脈が連なっています。
堂内にはその湧き水があり、堂内に弘法大師を祀っているので「弘法の水」と呼ばれています。



堂内の石灯篭。



写真左のバイクが進む道が国道308号。
狭さが際立ちます。



バイクが国道を進もうとすると前方に自動車が現れました。



バイクはバックして待機。
その間に車が通過します。



人が2人並んでちょうど。
3人では狭くてちと歩きづらいかも。



のどかな風景。



国道308号線では車よりも人の方が道幅にマッチしています。



車も「根性」で通ります。



せ、狭い・・・。(@_@;)



坂がなだらかに。
間もなく暗峠。



大阪と奈良とを結ぶ街道はいく本もありました。
その中でも暗越奈良街道は大阪〜奈良を八里八町(約34km)で結ぶ最短の道でした。
往時は伊勢参りの人々で賑わい、こうした石灯篭は当時を彷彿とさせます。
ガリガリっと音がしたのでそちらを見ると、方向転換しようとした車が道脇の廃材で前部をこすってしまっていました。



石灯篭と石碑。



小さなお堂にお参り。



石畳の敷いてある峠着。



暗峠。



ここから向こうは奈良県。



奈良県側に入って標識を見ると・・・。



右足は奈良県に、左足は大阪府に。






峠の茶屋。



落ちるような感じで車が奈良側に下っていきます。



信貴生駒スカイラインの下をくぐって道は奈良側に下っていきます。



テラスカフェ「峠」。
以前自転車でここまで来た時、空腹に耐えられずこのお店に入ったことがあります。
でもこのお店は食べ物はメニューにないってことで困り果てていると、「私達と同じものでよければどうぞ」と肉じゃがとご飯をご馳走になったことがありました。
その時のことを思いだします。



奈良側の道は2車線。



棚田の素晴らしい風景が広がります。



日本の原風景。
見ていると心が洗われる気がしてきます。






柿の新葉の黄緑色がとってもいい色。



農作業中の女性。
日本の食糧自給の担い手です。



かなり標高を下げ生駒駅との分岐へ。



この地点から、また国道は細くなります。



国道を示すとっても控えめな標識。



石造阿弥陀如来立像。
文永年間のものです。



説明書き。



狭いとは言っても大阪側よりは少しましな奈良側の道。



きれいな水をたたえる西池。
ほぼ下山し終わりました。
ここで汗で濡れた上着を着替えることに。



鯉のぼりが空に泳いでいました。
私の家でもこどもが小さかった頃はこうして鯉のぼりを上げていたものです。



近鉄南生駒駅近く。
酒造工場がありました。



南生駒駅の南側二つ目の踏みきりが国道308号線。



踏み切り前には確かに国道の標識が。



踏み切りの向こうに伸びる国道。(^_^;)



きれいな花!



「狭いけれどもここは国道だ」ということを遠慮がちに主張している標識。



2車線の道と合流し、大瀬中学前通過。
中学の敷地脇には万葉歌碑が。



大瀬中学の敷地脇の万葉歌碑の次の信号で山側に左折。



何と!
足湯がありました。



「商い中」の札がかかり、しかも無料。
足も疲れたことだし早速入ってみることに。



フ〜ッ。



結構熱めのお湯。
足湯から上がって温泉情報を読むと42.3℃もあるって書いてあります。



今下ってきた生駒山系の山並。
アンテナ群が立っているのが生駒山で、その少し左側のくぼんでいる場所が暗峠。



前進再開。
国道なのに何だか山奥に入っていく山道のようで心細くなってきます。



暗峠の上りに近いような傾斜になります。



程なく上りが終わりましたが再び汗だくに。
上りが終わった峠が大阪と奈良の府県境です。
下り始めます。



「弘法大師乗詣道」の石碑。



分かれ道。
奈良方向へ。



旧街道の名残をとどめる石碑。



追分神社前通過。



道脇の道しるべ。



追分梅林記念碑。



分かれ道。
左が国道308号線ですが、旧街道は右側の道。
右側の道を行くことに。



再び別れ道。
ここを左に進んで第二阪奈道路の防音壁の下をくぐります。



防音壁をくぐってから振り向きます。



再び国道308号と合流。



常夜灯。



国道に不法駐車!
この横の畑で農作業中の人の車です。
狭く見えますが車はかろうじて通れる広さがあるし、何よりこの道を走る車は全く見かけません。
車どころか人さえあまり見かけません。



富雄川を渡ります。



川を渡ってすぐのところにお堂と常夜灯、それに道標がありました。



川べりに茶屋があったことをうかがわせる地名。



何と!
3階建ての蔵がありました。
3階建ての蔵を見るのは初めてです。



ゲゲッ!?
奈良まであと6キロメートルもあるぞ。(@_@;)
もう、足が結構疲れてきたのに・・・・。



近鉄橿原線の尼ヶ辻駅に近くなってきました。
この辺りには天皇陵がいくつもあります。



尼ヶ辻駅着。
駅前に「菅原 善光寺 天満宮道 是より北四丁余り」の案内板が。



この辺りには新国道308号線も通っています。
新旧の国道308号線が交差する位置に立つお堂。



お堂の説明。


秋篠川。



この辺りで国道308号線は片側2車線の立派な道路になります。



奈良市の鎌倉時代の代表的な石仏の一つが、居酒屋とディスカウントショップの横に。



石仏の説明。



私の万歩計では消費カロリーが表示されますが、なぜか3桁の999kcalまでしか表示されません。
ゆえに消費カロリーは999kcalでとまったままですが、それよりはるかに多くのカロリーを消費しているはずで、かなり空腹に。
通過点には食べ物の店がとっても多くなってきましたが、財布の中身がわずか。
600円程の価格のラーメンを食べたら帰路の運賃が足りなくなる可能性も(T_T)。
ところが!
この店ではラーメンが290円。
さっそく入ることに。



そんな頃があったような なかったような・・・・?!
でもそんなことはどうでもいいのです。



これが290円ラーメンだ!
麺は普通でしたがスープがおいしかったぁ。(#^.^#)



JR奈良駅前通過!



素敵な夜の奈良市街。



午後7時過ぎについに近鉄奈良駅着。
今日の最終目的地に到着です。
午後2時に枚岡駅を歩き始めてから5時間余りが経過していました。



近鉄大久保駅着。
さて家路を急ごう!!




行ってみたかったコースが完歩でき、とても嬉しいいちにちになりました。
国道308号線の全貌も今日把握することができました。


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