今日は夏期休暇。
朝から、明日からの青森行きに備え持ち物の確認や観光コースの選定など行いました。
昼過ぎに何とか青森行きの準備が終わったので、午後から鷲峰山(じゅぶざん)を目指しました。

本日のウオーク歩数、約5,000歩。

2007年8月8日(水)




宇治田原町へ。
何だかホッとするような風景が広がります。



奥山田の茶屋トンネルを越えてから右折。
ドンドン標高を上げます。



短パンを履いて家を出ましたが、虫に刺されないように用意した長ズボン。
ところが登山口に着いてズボンを履き換えようとするとズボンが見当たりません。(>_<)
ヘビも心配ですが、致し方ないので短パンのままで出発。
金胎寺(こんたいじ)への急坂。



汗だくで金胎寺着。
金胎寺は宇治田原町だと思っていたんですが、どうやらそうではなく和束町になるようです。



標高が700m近くもある鷲峰山の説明。
鷲峰山と書いて「じゅぶざん」と読みます。



「下乗」の石碑。
意味はおそらく石清水八幡宮下にある「下馬」と同じようなものなんでしょうね。



金胎寺境内は史跡。



山門をくぐります。



錫杖のようなものが。



行場めぐりに出発。
受付をしてもらおうと思ったんですが無人。
「行場めぐりは午後2時までにお願いします」と書いてあったのでケータイの時計を見ると午後1時55分。
「滑りこみセーフ!」で行場めぐりに出発。
「かわらけ投げ」がありました。



結構長距離を歩いた後、行者像がお出迎え。
そろそろ行場かな。



いざ行場へ!



東覗の急峻な谷に驚きました。
いつ雨が降ったのか足元の岩が湿っていてとっても滑り易くなっています。
おまけに履きものはスポーツサンダルで、つま先が時々引っかかります。
左側の谷は何十メートルと切り立っており、右側は岩の壁。
道幅は50cmほどで傾斜と凹凸あり。
ここから15mほど進んで撤退を決意。
元山屋の私の感が「危険だ」と教えてくれました。
山屋にとって危険を感じた時の撤退は決して恥べきことではなく、むしろ立派な行為。
即座に引き返しました。



金胎寺と行場巡りとの別れる場所まで戻ってきました。



鷲峰山は歴史的自然環境保全地区。



金胎寺を目指してウオーク。



金胎寺着。
本堂の建物。
江戸時代の建物です。



多宝塔。



本堂の彫刻。



行者堂。
再建されたものです。



厄除役行者堂。



厄除役行者堂前の石柱にとまっていたトンボ君。
カメラのレンズを1cm程まで近づけても このトンボは全く逃げようとはしませんでした。
写真を撮り終わり「バイバイ」と声をかけてUターンするとトンボは飛び上がって、そして私の後を追って飛んで来ました。
とっても不思議なトンボでした。



鷲峰山は吉野の大峰山に対して「北大峰」と呼ばれていたようです。



神木。
神仏融合のなごりなのかも。



東海自然歩道は東京の「高尾国定公園」から大阪の「箕面国定公園」までを結んでいるんですね。
1698kmという距離も旧東海道の2倍以上。
可能なら東海自然歩道全線を歩きたいものです。
旧東海道全線歩破した後の次のロングウオークの目標ができました。



下山開始。
金胎寺までの道脇にはこんなレーダー群があります。



連なる山々と青い空、そして白い雲。



緑が美しい茶畑。
宇治田原町は宇治茶の産地。



宇治田原町ではとっても素敵な風景を見ることができます。



宇治まで戻り「白川の里」通過。



縣通りに入り宇治橋近くの橋姫神社前通過。



宇治橋西詰。



住宅地に囲まれながら今なお美しい水をたたえる木幡池前を通過。



笠置あたりで雨雲が発達し雨が降っている模様。
ラジオのニュースではその雨雲が山城地方に近づいて「山城地方でも間もなく雨が降る」との予報でした。
しかし、少なくとも南の空を見ている限りでは雨が降る気配はありません。
で結局、雨は降りませんでした。



鷲峰山の行場巡り。
子どもの頃に巡った記憶があるのですが、今日行ってみて「こんなに急峻だったのか」と驚きました。
怖さを知らなかった子どもの頃だったがゆえに簡単に行けたのかもしれません。
標高700mにも満たない鷲峰山の行場巡りですが、「油断したり甘く見たりすると大変なことになる」と元冬山屋の私の本能が私の心にささやきました。
山で散々危険な目に遭ってきたがゆえ、危険に関する感性が研ぎ澄まされているのかもしれません。
「厳冬期のエベレストを登った経験がある人でも場合によっては遭難の可能性がある場所かも」とも思いました。
油断するなかれ!鷲峰山の行場巡り。


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