今日は第二次青森遠征の2日目。

三内丸山遺跡、津軽藩ねぶた村、それに世界文化遺産である白神山地、そして「津軽冨士」の愛称がある青森県最高峰の岩手山へ行きました。


本日のウオーク歩数、27,442歩。
(最高気温は26℃)


2007年8月10日(金)





青森市の三内丸山遺跡へ。
駐車場は無料。



ねぶたがお出迎え。
入館は絶対に有料だと思っていたのですが何と無料!



トンネルをくぐると、そこはもう縄文の世界。
このトンネルは「時遊トンネル」と名づけられています。



ここは「縄文時遊館・三内まほろばパーク」なのです。



タイムスリップ!
5000年の時を越え縄文の過去に来た気分。



復元された縦穴式住居の内部。



途中で雨が激しく降ってきました。
傘を取りに建物に駆け込むと、立派な貸し傘がありましたので借用。
戻ると、ちょうどボランティアガイドさんに引率された集団があったのでその中に入れてもらいました。



当時の生活様式が、判明した範囲という制約はあるもののその範囲で可能な限り復元されています。



雨が上がり日が差し始めた空の元、遠い過去に思いを馳せながらガイドさんの説明を聞きながら歩みます。



当時のゴミ捨て場跡。
クルミ、どんぐり、栗など多くの物が出てきたようですが、中でも栗が圧倒的に多かったそうです。
クルミは殻が固くて割るのが大変、どんぐりはアクが強くアクを取るのが大変。
それに対して、栗は効率が極めていいのでメインの食材だったようです。
魚の骨の化石も多く出てきたようですが、DNA鑑定の結果ブリが一番よく食べられていたことが判明。
中にはフグの骨もあったようで、フグ毒による犠牲者があったことが推測されるとか。



ゴミ捨て場の説明。



多くの壺が埋まっている場所が。



子どものお墓跡だそうです。
壺が小さいので、1歳未満の子どものもののようです。



とても大きな穴が開いています。



とっても大きな建物の跡のようです。



大型縦穴住居へ。



驚くほど大きい内部。
火床の位置などから考え、ここは普通の住居ではなかったとされています。
積雪期の共同作業や、あるいは火事で住居をなくした人の仮の住まいとして使われていたようです。



展示室へ。
ヒスイを見て、当時の加工技術の高さに驚きました。
石を鑑定して、北海道や北陸から原石がここに運ばれてきたことが分かったようです。
私が頭で描いていた縄文人のイメージが根本から崩れました。



土器。



すり鉢。
基本は今の物と大差なし。



これは何と!
当時の衣類の復元されたもの。
縄文人が衣類を生産して着用していたとは!



多くの発掘品。
発掘場所では盛土という土木工事の跡があるところまであり、当時の技術の高さがうかがえます。



三内丸山遺跡を跡にして青森港フェリーターミナルへ。
「3号はやぶさ」が停泊していました。



大きなフェリー通過。



船を見ていると全く飽きることがありません。
でも先を急がねば!
次は弘前を目指します。



結構走って弘前城跡至近の弘前観光コンベンション協会へ。
ねぶたがお出迎え。



観光コンベンション協会内のねぶたを見ることに。



な、懐かしい・・・・。
館内にはスバル360が!






凄く大きな太鼓!



大根のねぶたが。












洋館がとっても多い弘前。



弘前城のお堀に沿って歩き、弘前「ねぶた村」へ。
案内のお兄さんの説明を聞いた後、太鼓の実演。
そしてその後は、太鼓の体験!
太鼓を叩くと心が躍ります。



太鼓を叩く体験をした後、館内のねぶたの展示を見ます。
このねぶたは写真では大きさが分かり辛いですが高さは10mを越えています。



夜店のお面売り場のようなものも。



とにかく凄い迫力。



私は、ねぶたが大好きになりました。



江戸時代のねぶたの説明。



江戸時代のねぶた。



素晴らしいねぶたの数々。



金魚ちゃんのようなねぶた。



ねぶた村を後に。
弘前城の堀に咲く古代ハスの花。



弘前城を後にして、世界遺産に指定されている白神山地を目指すことに。
白神山地がある「西目屋」の道の駅着。



遅い昼食を撮摂ることに。
山菜味噌ラーメンを注文。
牛負けた・・・・、基!うまかった。



白神山地着。
弘前から結構距離がありました。



前日の大雨洪水警報が発令された気象ゆえ、この日の白神の遊歩道の地盤はかなりのぬかるみ。
しかし川の水がこのとおりで泥色に濁っていません。
雨が降って川の水が濁るということは、雨が降った山の表土が雨で流されているという極めて不健全な状態。
しかし、ここ白神山地ではこのような水の色。
白神山地の健全さゆえ。



道がかなりぬかるんでいるため、滝を巡るコースは閉鎖されています。
ブナ林の遊歩道のみ歩行可能なのでブナ林を巡ることに。



緑が非常に美しい散策道。



何とも表現できない程 すがすがしい気分。



世界遺産のブナ林。
パンフレットに「神秘を聴く旅人」の文字がありますが、その表現におおいにうなづけます。



素晴らしい雰囲気を写真では十分に表現しきれないのが歯がゆい限り。






最高に美しい緑を眺めながら深呼吸。
「来てよかった」と心底思います。



白神山地を後にして岩木山を目指します。
途中、このようなリンゴ畑をいっぱい見ました。



少しだけ色づいたリンゴの実。



岩木山を視認。



「岩木山スカイラインは午後5時か6時に閉まる」と聞いていました。
入り口に着いた時刻は午後6時。
「だめかな」と思ったんですが、通行可でした。(^_^)v
ぐんぐん標高を上げます。



8合目着。



下を見下ろします。
もう少し視界がよかったら最高なんですが。



着いた時は山頂付近が雲に覆われていたんですが・・・・。



次第に雲が薄くなり。



そしてこんな素晴らしい風景に!
天我ニ味方ス。



標高はさほど高くありませんが、緯度が大きいため日本アルプスの山々の夏の姿と比べても何の遜色もありません。



山頂まで上がる時間がないので残念ですが、30分ほど岩木山の雄大な姿を眺めていました。



ワイド写真を撮りました。
かなりサイズが大きいですが、よければどうぞ最大化してご覧ください。
岩木山の素晴らしさを共有していただけるかと。



そろそろ下山する時刻。



下山し終わり帰路へ。
嶽温泉に少しだけ寄り道。



日没。



道路脇に「青い山脈」の歌碑が。
若く明るい歌声に〜♪
西条八十さん作詞、服部良一さん作曲でしたね。
歌い手は藤山一朗さん。
いやいや歌って本当にいいですねぇ。



ホテル着。
今日の泊まりは弘前国際ホテル。
青森2日目の夜が静かにふけていきます。


今日巡った場所はいずれも感動するほど素晴らしかったです。
中でも白神山地の緑の美しさには心打たれました。


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