今日は、琵琶湖一周ウオークの5回目。
ひたすら歩くのではなく、北琵琶湖の雰囲気を楽しむのんびりに徹したウオークを行いました。

本日のウオーキング歩数、42,246歩。

2007年11月23日(金)




京都駅着。
いい天気!



たかばしの「第一旭」本店でラーメン(安くてとっても旨い「肉なし・大盛り・ネギ多目=550円」)の昼食を済ませ、再び京都駅へ。
輪形地蔵前通過。



化粧直しを終えた京都タワー。



駅構内では「京都学生祭典」の何かの催しが。



JR湖西線の敦賀行きの新快速の先頭車両に乗車。
前方に雪が降りしきる比良山系の山が。



標高1,000メートル付近に降り続く雪。



車窓の風景。



前回の近江中庄から開始したウオークは終始 雨にたたられました。
近江中庄から先はとっても魅力的な場所だったので、天気のいい今日は是非とも歩きたいと思い近江中庄駅で下車。
北進開始。
マキノを目指しながら北進していると、雪化粧した伊吹山の姿が。



マキノ方面の山にも雪が積もっています。



ズーム。



湖西線に沿って歩きたかったのですが途中から湖西線沿いの道がなくなり、やむを得ず線路からかなり離れて歩いていました。
再び湖西線の高架が見える場所に。



素晴らしい風景を眺めながら深呼吸。
近江中庄駅からマキノまで1時間後に到着の予定で歩き始めました。
この辺りの湖西線の列車は1時間に1本しかないから次の列車に乗るため。
風景の美しさに何度も立ち止まって写真を撮ったり深呼吸をしたり、果てはしばらくの間景色を眺めたり。
途中で「このままでは間に合わない!」って気づきました。
乗り遅れたら次の列車が来るまで1時間も時間をロスしてしまいます。
そこでマキノ駅にかなり近づいたとは思うんですが駅の姿などどこにも見えない地点から、ランニングを開始。
ギリギリでマキノ駅に着き、駅員さんから「切符を買っている時間はないからそのまま乗ってください!」って言われて滑りこみセーフで電車に間に合いました。
噴出す汗で汗だくになりながら列車に飛び乗ると、何と!車内には高温の暖房が。(>_<)
そのうえ近くには「ドアが開いたら寒いなあ。」などと話す高校生が。
そんな彼らの視線を感じつつ、汗を拭き拭き車掌さんから切符を買う私でした。



近江塩津駅着。
マキノ駅からここ近江塩津駅までは2駅目。
ちなみに、近江塩津駅から更に2駅で敦賀です。
さて!ウオーク開始・・・・、って言ってももう時刻は午後2時。



湖西線の高架に沿って南進。
見上げるほど高い湖西線の高架なのに、柱はかなり細く見えます。
こんな柱で巨大地震が起きて果たして大丈夫なのかなあ・・・。



素晴らしい。



こんな風景は本当に大好き!



湖北の風景がこれ程素晴らしかったとは。



塩津の交差点。
前回のウオークでは、ずぶ濡れのままでここから寒さに震えながら北に進路を変え近江塩津駅を目指しました。
琵琶湖一周ウオークの今日の実質的なスタートはここから。



常夜灯公園着。



紫式部がこんなうたを詠んでいました。



常夜灯公園から東側を望む。



「道の駅」は知っていますが「水の駅」というのは初めて。



「水の駅」でしばし休憩。
お土産の「柚子うどん」を購入。



水の駅を後にしてUターン。
少しだけ北上。



この建物は何と交番なのです。
交番横から塩津浜地区を目指します。



塩津浜地区へ。
神社がありました。



一風変わった形状の常夜灯。



丸子船がデザインされた街路灯。 



パーマ屋さん。



すぐには何のお店か分かりませんでした。
ここは本屋さん。



旅行社もありました。



風情を感じる広告。
落書きがなければ最高なんですが、どこにでも悪ガキがいるようですね。



風格がある建物がありました。



風格ある建物は造り酒屋だったもの。
その説明。



白壁が黒く塗りつぶされた跡がある蔵を発見。
こんなものは初めて見ます。



説明。
白壁では目立つので黒く塗るように命令された結果のようです。
「二度と繰り返してはならない戦争の遺物」との説明に心から共感。



「塩津海道」の石碑。



塩津浜地区を通り抜けました。



近江海の辺の道。



塩津浜地区を抜けて琵琶湖岸に着きました。
ひよっとしたら、ここが塩津浜なのでしょうか??




塩津神社前通過。



「湖岸沿いに歩くならこっち!」と考え、車の多い幹線道路を避けショートカット。
しかし結局この道は間違っていたことを結構歩いてから知りました。
ウオークでのこうした道の間違いはかなりの時間のロス。



道の間違いに途中で気づき、あまり時間のロスをせずに再び南進。
長さが980メートルもある藤が崎トンネル着。



トンネル内部へ。
さほど通行量は多くありませんが、それでも高速で通過する車の騒音がかなり耳障り。



トンネル出口。



トンネルを抜けると素晴らしい琵琶湖の風景が。



何だか懐かしさを感じる風景。
かつての日本人は、このような風景を眺めながら生まれ育ち、そして「ウサギ追いしかの山〜 小鮒釣りしかの川〜」などという唱歌をを実風景と重ねて親しんできました。
そんな風景が多くの人の前から消え去ってしまいました。
生活が豊かになったと言われる今ですが、いつの間にか私達は大きな何かを失ってしまったのではないのかなあ・・・・。
何だかそんな風に思えてなりません。
このような風景が更に減りつつある今、私達は更に大きな何かを失ってしまうことになるのでしょうか。
私が「日本人の心の原風景」と感じるこのような風景は、あるいは私の身勝手なのかもしれませんが、いつまでも残って欲しいものだと心から願います。



湖岸へ。
釣り人を、傾いた夕刻の太陽が照らしています。



実にいいですねえ・・・・。



ここから更に少しだけ南進し、賤ヶ岳山頂から余呉湖を目指します



陽がかなり傾いてから賤ヶ岳への道へ。
少し標高を上げて見下ろした琵琶湖面。
「日没近し」を感じます。




賤ヶ岳(しずがだけ)への登りの道で見かけた六地蔵様。
思わず「かさこ地蔵」の話を連想。
登山と下山の安全を願い、地蔵様にしっかりと手を合わせました。




大きく傾く夕陽。



賤ヶ岳に上がるためにトンネルをくぐります



トンネルの中。
琵琶湖岸から離れつつある場所で通ったトンネル。
琵琶湖方向を見ると、夕陽の光がとってもきれいでした。




何だか恐ろしげな名前の地蔵様があるようです。



伊吹山の夕景。



いざ!賤ヶ岳へ。



時間がないので、上りはリフトを使うことに
片道400円。
片道だけの乗車券を買いました。
下山は余呉湖側へウオークです。



久々に乗るリフト。
ひよっとしたら何十年ぶりかも。(^_^;)



リフトの終点着。



日没を迎えた琵琶湖最北端。
普段でも琵琶湖には結構よく行く私ですが、琵琶湖最北端の日没を見たのは初めて。
皆様の中でも見られた方はあまりおられないはず。
私にとっては貴重な風景でした。



雪をいだいて連なる山並み。



かつての激しい戦で、この地で万を超える人々が命を落とした場所。



由来。



小さなお堂が。



お堂の横にかかる開運絵馬。



古戦場跡にある石地蔵様の周りには誰が供えたのか、鎧兜の置き物。



抜群の展望のこの場所で凄惨な戦いがあった・・・・。
武士達は、どのような思いでこの風景を眺めたのでしょうか。



慰霊のために建てられたと思われる武者像。



わお!



ん?三角点かな。



やはりそうでした。
三等三角点「賤ヶ岳」です



賤ヶ岳山頂から見る余呉湖。
私が余呉湖を見るのはこれが初めて。
こうして見て「余呉湖まではわりと短い時間で下りていけるな。」って感じました。
ところが・・・・・。
下山距離は想像以上に長く、この後 延々と下山道を歩くことになります。
そんなことは知らずに、美しい景色にしばし見とれます。



下山開始。
既に薄暗くなり始めているので、この案内板で説明されている古墳などの古跡探索は残念ながらできそうにありません。



ゲゲッ。(@_@;)
「注意」と言われてもねえ・・・・。
ただ完全無人の山奥での単独行で迎えた黄昏時。
熊がいるのなら本当に気をつけなければ。
持参した携帯ラジオのスイッチを入れて歩くことに。



下山途中で、山道沿いのきれいな紅葉が夜の闇に包まれる時間になってしまいました。



まん丸なお月様。
私が歩く夜道を明るく照らしてくれるかな。



下山するに従って、山道の両側の木々が頭上に多いかぶさるように。
山道に月明かりは全く届かなくなりました。
せっかくの満月の月明かりがほとんど届かなくなった真っ暗な中を、モスラ号で使用しているLEDライトを点灯して歩きます。
余呉駅まであと2.1km・・・、じゃなくって2.1ですか。
何で「km」が消してあるんだろう??



闇を切り裂くライトの灯りの先にこんな案内が。
50メートルほど下りた所に「首洗いの池」なるものがあるようです。(@_@;)
昼間であれば躊躇せず行くはず。
でも・・・・・。
深い山道の闇の中をたった一人きりで歩く私。
世間を欺く、世に言う「心霊現象」「心霊写真」などは一切信じない私ですが、さすがにいくら案内があっても行く気にはなれませんでした。
それに、暗闇の斜面を50mも下って行くのは物理的に危険。




あれれ?!
さっきは余呉駅まで2.1って案内があったのに、そこから更に下山したのに「余呉駅 2.4km」ですって??
増えていますがな?!(>_<)



だ、だからあ。(@_@;)
怖いから・・・基!足元が暗くて危険なのでもう寄り道はしないっての。(;一_一)



自動車道まで下り終わりました。
実際にかかった時間よりはるかに長く感じた山道を無事に下り終えました。
みぞれなのか雪なのかは分かりませんが下山少し前に降ったようで、登山道がかなり濡れていました。
スリップ転倒を2回したため、ズボンが汚れてしまいました。
くつも泥だらけ。



余呉湖から賤ヶ岳へ向かう登山口付近には「岩崎山砦跡」が
でも寄る余裕はありません。



自動車道へ着いてほっとしたものの、車の通行はほとんどなく街灯もありません。
山道に引き続きLEDライトを点灯しながら駅へ向いました。
余呉駅着。



駅前の余呉湖周辺の案内板。
次のウオークの時には、ここが起点になります。
次回に周辺を楽しもうと思います。



余呉湖駅。
まだ時刻は午後5時半を少し過ぎたばかり。
でももう真夜中のような雰囲気の周辺。





旧街道も素敵ですが、琵琶湖周辺も素晴らしいと心から思えるようになりました。
これまで3回行った自転車による琵琶湖日帰り一周もとってもよかったですが、歩いて周ると更に濃厚な魅力を味わい感じることができます。


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